中小の配偶者手当見直しに奨励金

東京都は15日、配偶者の収入が一定額以下であることを条件に支給している「配偶者手当」や「家族手当」の見直しをした中小企業に、奨励金を出すと発表しました。東京都のHPによると、「配偶者の収入要件がある配偶者手当(家族手当)」について下記アからウのいずれかを見直すことが要件となっています。

  • ア 配偶者手当(家族手当)の収入要件を撤廃する
  • イ 配偶者手当(家族手当)を廃止し、他の手当に振り替える
  • ウ 配偶者手当(家族手当)を廃止し、基本給に繰り入れる

所得税の配偶者特別控除が見直されてから、いわゆる「103万円の壁」を気にする女性は少なくなったと言われています。しかし、この配偶者手当や家族手当がなくなることを嫌って、就業制限をする女性がまだたくさんいることも事実です。(そりゃ、そうですよね。配偶者特別控除で安くなる税金より、月1万円や2万円の手当の方がインパクトが大きいですから。)

配偶者手当や家族手当に収入要件を設けている企業は、その金額を103万円にしていることが多いです。その収入要件自体を撤廃したり、他の手当に振り替えたりすれば、「だったら働こう」と思う女性も増えるかもしれません。同一労働同一賃金にもつながりますよね。

いいな、この制度。静岡県でもやってくれないかな?

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/05/15/13.html